ひきこもり地域支援センター設置等にかかわる「陳情書」を提出

更新日付 2013.08.28

8月28日水曜日、午前9時30分。全国引きこもりKHJ親の会家族会連合会北海道支部「はまなす」は、札幌市本庁舎10階副市長室にて、井上唯文副市長に、ひきこもり地域支援センター設置等にかかわる「陳情書」をひきこもり支援に理解を寄せる政権与党議員と担当部局陪席のもと提出した。

まず、席上、田中敦事務局長から、ひきこもり家族会の取り組みを踏まえたうえで、今日のひきこもりを取り巻く現況と課題について説明。田中敦事務局長は「家族もすでに大半は年金生活に入り、なかには病気となり家族会にも参加できなくなっている親もいる。家族支援を第一に考えてきたが、ひきこもり者を支える家族が高齢化し一定の限界が見え始めている。昨今の若者支援という大枠では、どうしても静かにひきこもる彼らのことが置き去りになりがち。若年層への支援だけではなく、今ここに現実に起こっている高年齢層への支援を包括した支援が必要」と述べた。また、北郷恵美子会長からは、「親も高齢となり、子どもの将来に不安を抱く家族が少なくない。現状を直視し早急に対応してほしい」と訴えた。 これを受けた、井上副市長からは、子ども・若者支援の担当部局の子ども未来局と協議し、調査をすすめている。今後も札幌市としても前向きに検討し、次年度までには方向性を示したい」と述べた。

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