KHJ親の会・北海道「はまなす」の生い立ちと歩み

平成14年(2002年)

10月12日 全国ひきこもりKHJ親の会(家族会連合会)・北海道支部創立
・KHJ本部・奥山代表(故人)が「引きこもりからの旅立ち」のセミナーを開催。
・講演のあと「北海道でも親が手を取り合い支え合っていく場所を設けたい」と支部結成を呼びかけ、道内各地からの約100人の参加者の賛同によりKHJ30番目の支部として北海道支部が結成された
・続いて、奥山代表から会の設立、運営に携わってくれる役員就任への応募を呼びかけた。
11月2日 役員準備会・顔合わせ
・上記セミナー開催にあたって奥山代表との橋渡し的役割を果たしてくれた、専門家二人と奥山代表の呼びかけに応じた父母等が参集する。ほとんどが初対面であった。
11月10日 第1回月例会開催
・KHJ本部・奥山代表(故人)の講演:小グループに分かれての参加者の話し合い。
11月10日 役員打ち合わせ・会長の選任
・会の名称、役員分担等について打ち合わせ。
・互選により、ひきこもりの子の父親として唯一参加していた吉田勇氏を会長として選任。
11月23日 役員会開催
・会則(素案)の検討のほか、初回例会開催の準備等の打ち合わせの実施。
12月14日 「はまなす」としての最初の月例会開催
・18時から33名の参加により開催。
・小グループに分かれての話し合いのほか、今後の開催について参加者の声を聞く。
1.開催曜日
平日に開催するか、土日に開催するか〜当時、吉田会長のほか役員のうちの何人かの母親はフルタイムで働いており、平日開催の選択肢が無いことを説明して参加者の賛同のもと、毎月第4土曜日の開催を決定。
2.開催時間
札幌市以外からの参加も多く、昼間の開催希望の声が多数を占めたことや、地方からの参加の利便性を考慮して13時30分からの開催を決定。

平成15年(2003年)

1月6日 親の会発足の挨拶状送付
・道内26保健所等に、ひきこもり親の会「はまなす」設立の挨拶と相談者への周知を依頼する文書を送付。
9月27日 若者の集う部屋常設
・設立当初、若者(当事者)の参加を考慮していなかったが、定期的に参加する若者が居ることに鑑み、例会開催日・開催時間に併せた若者の集う部屋を確保することとした。
10月25日 北海道支部設立1周年記念
・KHJ本部奥山代表をお迎えしての講演会。
・希望者による懇親会の開催。数人の若者(当事者)の参加もあった。
11月22日 総会開催
・以降、毎年11月に総会を開催して、決算報告、予算案提案・役員改選案等を協議。

平成16年(2004年)

10月23日 「親父の会」開催
・母親から父親が集まりやすい場を考えてほしい、との要望があり夜間に居酒屋で開催する。種々の事情により4回の開催で中断した。
10月23日 北海道支部設立2周年記念
・余市町の[青少年自立支援センタービバの会ビバハウス」の代表安達俊子さんの講演、活動内容の紹介をしていただきました。
・希望者による茶話会の開催。若者の参加も有り。

平成17年(2005年)

1月22日 若者が集う部屋の名称を「すなはま」と定める
・名称は参加若者の総意で決定。親の集まりである「はまなす」を根元でしっかりと支えて行こう、との思いを込めた嬉しい発想から定めたようです。
1月22日 新年交流会の開催
・以降、恒例行事として実施。
・若者も参加して余興の進行を務めている。親子での参加もある。
10月22日 北海道支部設立3周年記念
・公開シンポジウム開催。
シンポジスト
北海道立精神保健福祉センター:札幌市精神保健福祉センター(現:札幌こころのセンター):楽しいモグラクラブ 平田代表:スペースからころ 吉田代表
・親の会主催との物珍しさがあったのか、参加者は予想を上回る130人余の方にお集まりいただきましたが、準備不足で参加者の怒りを買う等不手際で反省の多い催しでもあった。
・参加者の居住地は札幌市以外21市町にもおよび、ひきこもり者の広がりを痛感した。
・この催しの準備等は若者(当事者)の協力を得ながら実施。以降慣例となる。
・希望者による茶話会の開催。若者の参加も有り。

平成19年(2007年)

10月17日 北海道支部設立5周年記念
・「仙台・わたげの取り組みに学ぶ」をテーマに仙台にある社会福祉法人「わたげ福祉会」理事長 秋田敦子氏を招き、基調講演、取り組みの様子を紹介していただきました。
・青少年自立支援センター「ビバ」の施設長及び江別なるこクラブ代表によるミニ・シンポジウム開催。
・希望者による懇親会の開催。若者の参加有り。

平成22年(2010年)

9月1日 平成22年4月1日に施行された法律「子ども・若者育成支援推進法」に基づき設置された「さっぽろ子ども・若者支援地域協議会」の構成員に選任される
・当時、この地域協議会に「はまなす」のような任意団体が構成員に選任されたのは、全国で「はまなす」だけであった。(現在の状況は不明)

平成23年(2011年)

6月25日 吉田会長辞任・北郷副会長が会長代行を務める
・任期途中であったが、吉田会長が持病の悪化による体調不良のため辞任。
次回総会まで北郷副会長が会長代行を務める。
11月26日 北郷会長を選任
・総会で北郷会長が選任される。

平成24年(2012年)

7月 道新社会福祉基金助成金事業所に選ばれる
平成24年度北海道新聞社会福祉振興基金一般公募助成金を受ける事になった。
10月27日 北海道支部設立10周年記念
・10周年記念事業「ひきこもり学習会」開催
・講師:NPO法人なでしこの会(フレンドシップなでしこ大脇正徳理事長)

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