全国ひきこもりKHJ親の会家族会連合会北海道「はまなす」の会は平成14年10月、本部の故・奥山雅久代表が来道し、札幌でひきこもりのセミナーを開催した際に北海道支部として設立されました。
ひきこもりの子をもつ親同士の交流・情報交換を中心に据え、毎月1回、第4土曜日の午後1時30分から3時30分まで例会を開き、その時々で講師を迎えての学習会やシンポジウム等を行い、また、当事者の若者が集う部屋「すなはま」を同時開設し、若者自身が交流できる場をつくってきました。新年交流会も毎年行い、最近では温泉での宿泊交流会もして、月例会では話しきれないことを楽しみながら交流することもしています。 我が子がひきこもりになったとき、「何故?どうして?」「病気?」「育て方のせい?」等々思い悩み、周りから「甘やかしているから」「育て方が悪いから」等言われ、誰にもわかってもらえない、そして、子どもの気持ちも理解できずに、悶々として、揚句の果てには親自身もひきこもり状態に陥ったというような経験をそれた方もいるのではないでしょうか。 ひきこもりの若者は生真面目で繊細なところがあるので、自分がひきこもっていることで、親が悩み苦しんでいるのを敏感に感じとり、自分自身を責めたり、そのことに耐えられなくなり親を攻撃したりすることがあります。そして親子共々悪循環に陥り、深刻さを増していくこともあります。
親は一人で悩まないで、同じ思いでいる親同士で交流し情報を交換することで、親自身がホッとできることがあると思います。親の気持ちが少しでも落ち着いてくると、子どもの心も少し穏やかになり、いろいろと対処する方法も見えてくることもあります。
親の会は、親同士が支え合い、支援者の参加もあり、例会に参加して良かったと思える運営を心掛けていますので、悩んでいる方は、是非、参加してみて下さい。
道のりは長くなることもあるかもしれませんが、必ず希望は見えてくると思います。
全国ひきこもりKHJ家族会連合会
北海道「はまなす」